2016年10月31日月曜日

悲しき ヒラアシキバチ

オナガバチが産卵していた朽ちたエノキ。寄生を逃れ木の中から脱出したヒラアシキバチの産卵が見られないか9月下旬より定期的に足を運んでいましたが悲しいかな今期は産卵場面に遭遇できませんでした。代わりに脱出に失敗した哀れな数頭が樹幹で確認できました。
過去に撮影したのも 屍で未だ生体に逢えず。

体がつっかえたのか

おちゃたてむしさんの記事で紹介されたようにサシガメに襲われたのか

愛嬌のある顔立ちなので哀れさが増します

別個体。木に穴を開けるための黒いアゴ

その他、首が落ちたもの
10月19日撮影 押部谷


2016年10月28日金曜日

クサカゲロウ科 の1種 幼虫

 カイガラムシ目当てのクサカゲロウ幼虫。すっかり周りに溶け込んでおります
10月15日撮影 三木山森林公園




気になる木

とことこカメラを担ぎ舗装された公園の中を歩く。その途中に妙に樹皮が白く細い木を見つけた。ルーペを取り出し覗いてみる。

ゴボウより少し太い感じで丈は3mほどの木

白いものがびっちり。ところどころオレンジ色

マルカイガラムシ科の1種 オス

羽化したオスがあちこちで動いておりました。

真ん中のオレンジ色の個体の周り、よく見ると死骸も点在

そして現場では気づかなかったツヤコバチ。約0.5mm

黒い目ん玉が上下に一対、計4個

体長約0.55mm 出来は良くありませんが過去撮影の→深度合成

オスの前の白い繭から出てきたものでしょう

下向きについている眼はメス探しの為でしょうね

繭から出てきたオス2頭

メスを求めてどこに飛び立つのでしょうか

10月14日撮影 三木山森林公園


2016年10月27日木曜日

?イコマケシツチゾウムシ

先日の記事【コツノアリ】で出てきた土壌性のゾウムシ。

コツノアリに夢中で撮影枚数は少ないです

体長約2mm 土まみれで体色は分かりかねますが多分、イコマケシツチゾウムシ

触角

10月22日撮影 押部谷


クチジロハススジハマダラミバエ

カクレミノの葉上で見つけたミバエ。過去にも撮影したクチジロハススジハマダラミバエだった。カメラを交換する間に逃げられてしまうと思い撮影倍率の高いレンズのままパチリ。

脚の先端と触角にピント。狙って出来れば凄いのだけれど

被写界深度の狭いこと(^^;;

ハエ目の連中の複眼のバリエーションの豊かさは凄い

10月16日撮影 三木山森林公園

2016年10月26日水曜日

?イツホシアカマダラクサカゲロウ

周りの環境に溶け込むように活動範囲にあるゴミを背負うクサカゲロウ幼虫

頭部の斑紋がイツホシアカマダラクサカゲロウに最も近かった
フッカーSさんのサイト→こちら

大アゴに触れた障害物はとりあえず挟んでエビ反って背中に持ち上げようとします

この写真で挟んだ 地衣類は外すことができず

この後、崖を垂直に登ります

体長約4.3mm 人間の肉眼では地衣類に覆われた岩に同化しております
10月22日撮影 押部谷


2016年10月25日火曜日

ジュズダニ科 の1種

周りの環境に溶け込むように活動範囲にあるゴミを背負うジュズダニ。どうやって背に積むのかは謎ですがアリの頭部を積んでいるものを見つけました。

ジュズダニ本体 体長約0.7mm

アリは大きさからアミメアリキイロシリアゲくらいかな

どうやって積んだのか..

脚の先っちょ

異世界の佇まいであります


速くもなく遅くもないスピードで移動していきます

こちら別個体。多分、フサヤスデのフサをまとっている

居たのは接地していた茶色い箇所であります
10月16日撮影 三木山森林公園

2016年10月24日月曜日

アカメガシワ 花外蜜腺

 蛾等の幼虫の食害に合わ無いようアリを誘引するため蜜を分泌するとされています

アブラムシやカイガラムシが排出する甘露と同じ役割ですね

あと粒状分泌物というものでも誘引するようです
過去の記事に掲載したヤブカラシの真珠体と同じものと思います→こちら

アリはキイロシリアゲアリ
9月15日撮影 押部谷


昼寝? シベリアカタアリ

葉上や樹幹でじっとしている単独のアリを見かける。今回はアカメガシワの葉でみつけたシベリアカタアリ。過去の記事を検索しても出てこない。つまりは当ブログ初登場であります。先日、おちゃたてむしさんが紹介されていました。

おとなしく撮影に応じてくれます

体長約3.3mm カタアリ亜科 Dolichoderus sibiricus

腹節の透けている部位から白い脂肪らしきもの

アカメガシワの蜜腺目的で昼寝しているアリ達
10月14日撮影 三木山森林公園


2016年10月23日日曜日

コツノアリ

石をひっくり返せば小さなアリ。過去にも石裏にいたトフシアリかなと思ったが何だか違う雰囲気。ファインダー越しでは眼が確認できない!(ありましたが極小)何者か調べてから記事にと思いましたが、それでお蔵入りになったムシが多く、今回は調べずに放出します(^^;;
*ブログにはweb用に圧縮したjpeg画像を掲載しているのですが今回のアリ、実際より赤みが強く出てしまっています。
追記:おちゃたてむしさんり種名を教えていただきましたのでタイトル改変しました。ありがとうございます!

体長ぴったり1mm

シロアリみたいに眼が無いのか!と期待しましたが

単眼が1つ

砂つぶより小さいです 
フタフシアリ亜科 カレバラアリ属 Carebara yamatonis

そして腹部ですがツルンとして腹節があるのでしょうが確認できません

きっと見え難いだけと思います

撮影途中、ゾウムシが横切ります。大顎を開き威嚇しています。視覚ではなく振動で察知?
倍率が高いのでゾウムシの方は完全にボケております。また後日

マンネリなネタばかりだったので久しぶりにトキメキました

10月22日撮影 押部谷