2016年7月31日日曜日

?ツヤコガネ


宇宙から見た文明の光が瞬く、夜の地球をはめ込んだ複眼 美しい

似たような種がいるため”?”つきのタイトルにしました

前翅は半透明。白い神経?が見え、その下には後翅が見えている

体長約14mm アジサイの葉上にて
7月7日撮影 神戸森林植物園

2016年7月30日土曜日

ダレの脚? クロメンガタスズメ

8月3日追記:ジークさんよりコメントをいただきタイトルに追記しました。ありがとうございます!2013年に撮影したクロメンガタスズメらしき写真の1部(接写レンズでの撮影のため) を載せておきます。

ごろりと何者かの脚が落ちていた。トラ柄の化け物感、満載の脚。さてダレのものでしょうか?

細長い鱗片に混じって硬そうな棘が生えている

鋭い2本の爪。鱗翅目のものでしょうか?持ち主の体が想像できません(^^;;
7月12日撮影 押部谷

大きすぎて目一杯でここまでしか写し込めず

?ヒメカスミショウジョウバエ

細い山道脇に目立つオレンジ色のキノコ。しゃがんで覗き込むと初見のハエ。シャチホコとまでいかないが腹部を持ち上げている。ショウジョウバエのラインで調べてみると「みんなで作る双翅目図鑑」掲載のヒメカスミショウジョウバエ?に行き着きました。

翅と体の一体感があるデザイン

体長約2.5mm. ?Collessia kirishimana (Okada, 1967)

触角

同定に決め手になりそうな腹部の3つの斑紋

あちこち探しましたが、この1頭のみ

7月19日撮影 押部谷

2016年7月29日金曜日

ナガサキアゲハ の幼虫 / 臭角

柚子の葉に多分、ナガサキアゲハの終齢幼虫。少し刺激して臭角を出させてみた。
ciniiに掲載の論文を読むとPapilio属の臭角分泌物は4齢以前ではモノテルペン、セスキテルペンを分泌し5齢では脂肪酸とそのエステルを分泌するようです。2種のアリを使った実験ではそれぞれの蒸気毒性と忌避作用が記述されております。→こちら
成分を読んでも、ちんぷんかんぷんですが有効な防御方法のようです。(寄生蜂ヤドリバエには無効なのでしょうね)

フラッシュ電源つけ忘れ(^^;;

左手で枝を手繰り寄せ右手と右頬でカメラを固定し息を吹きかけ臭角を

出させるのは大変でした。要三脚ですね

収納。丸で囲った分泌物。5齢幼虫のものは蒸気毒性と忌避作用は強いようです

この後、移動したのか完全に見失いました

近くにいた4齢幼虫

鳥のウンチ系の擬態

オカモトエダシャク幼虫も似たようなデザインを採用しています→こちら

臭角は一瞬で飛び出す。子供の時よく吹いた”吹き戻し”のよう
7月28日撮影 押部谷


2016年7月28日木曜日

ケシカタビロアメンボ 無翅型

いつもカメムシ目( 半翅目 )の環境に応じた多様性、バリエーションの豊かさに感心させられます。今回、登場のケシカタビロアメンボは例えるなら、一見、普通の乗用車なんだけれど実はバリバリの水上車という感じで脚の異様に長いアメンボにくらべ、いたって体のバランスはノーマルに見えます。どこに水上で活動できる秘密が? 
というわけで深度合成してみました。

追記:読者の方から「アメンボの水に浮く原理は、表面張力と足先から出る油で水をはじき浮いているようです」とコメント頂きました。ありがとうございます!

カメムシ目、今まで撮影したもの適当に拾い上げてみました

体長約1.8mm  カタビロアメンボ科 Microvelia douglasi 池の上にて

体全体に毛が生えております。その毛の先端は細い

毛の流れと密度によって水と体との間に空気の層をつくりだすのでしょう(推測)

昆虫というより哺乳類ぽい

翅はありません


水面におちたムシに突き刺す口針

腹面にも細かい毛が生えています



横に張り出した脚


上から、前、中、後脚の先端
脚の先端と何本か生えている長い毛の間に空気が入り水上に浮くのでしょう(推測)

こちらは採集しなかった有翅型
7月16日採集・撮影 押部谷


2016年7月27日水曜日

ダレでしょう?

体長約1.8mm. 編集作業が終わりましたら更新します(^^
7月16日採集・撮影 押部谷

2016年7月26日火曜日

フタモンウバタマコメツキ

クスノキの樹皮に溶け込む巨大なコメツキムシを見つけた

体長約29mm. 10mm前後のコメツキムシは良く見かけますが、これはでかい

地味でありますがダニやハゲのない綺麗な個体

フタモン、二つの紋は前胸の点々のことでしょうか
サビキコリ亜科 Cryptalaus larvatus pini

小盾板にも鱗片がびっしり

7月4日撮影 押部谷


謎のロシア

当ブログをどの国で閲覧されているか管理ページで確認できるのですが圧倒的に日本(あたりまえですが)次に随分と差がありアメリカ、 ロシア、ウクライナ、フランス等の欧州、中国、韓国などなど日によっては、それってどこ?という国名が入っていますが基本、日本の方々が1番アクセスしていただいております。
ところが当ブログ始まって以来、7月24、25日と日本からのページビューが2番手となりました。大抵アクセスが増える場合は関連する記事のページビューが伸びるのですが、なぜ増えたのか謎のまま。ちょっと不気味な謎のロシアでありました。


ミスジトガリヨコバイ

カエデの枝を手繰り寄せ探すと居りました

ヨコバイ亜科 Japananus hyalinus

体長約4mm(翅瑞まで)

両翅の1部が白濁している。なんだろ
7月2日撮影 押部谷