2014年6月5日木曜日

コガネコバチ科 Pachyneuron sp. 孵化から羽化まで

5月11日に確認したコガネコバチの産卵ですが、寄主であるヒラタアブ蛹をインターバル撮影にて観察を続けました。産卵から19日で寄主より羽化して脱出しました。

しかし出て来た個体は、どれも産卵していたコガネコバチに比べて明るい色でした。謎です。
今までの観察↓

5月11日 産卵を目撃 過去に撮影したコガネコバチと同種と思う

5月11日22時
蛹殻から内容物が剥離する。通常だとこのままアブの形に成って行くのでしょう

5月13日23時
ヒラタアブ本体と違う動くものが現れる。孵化したものと思われる

 5月16日2時52分
画面中央下に幼虫あり

 5月16日5時32分
ヒラタアブを捕食し約2時間30分でこの大きさに

5月17日10時12分
ヒラタアブ蛹の存在は殻のみ残して無くなってしまったようだ

5月21日8時7分
このころから蛹化。黒い胎便meconiumを排出し始める

5月27日8時46分
蛹になってからは動きはほとんど無く。徐々に黒くなっていきました

5月28日22時38分
羽化。暗闇に緑色の輝きがポツポツ現れる

5月30日5時13分
運良く撮影側に穴を開けた

1頭、飛び出すと

5月30日5時28分
一気に外に流れ出ました

殻の向こうの出来事なので写真では今ひとつ分かりませんが動画だと何となく分かります



6 件のコメント:

  1. 動画はすごいですねー、コバチ幼虫群が蛹殻内を走り回ってるように見えます。
    ところで、大量の白いmeconium を伴ったハナアブ被寄生蛹の画像があったはずですが、寄生コバチの属や種は同じだったでしょうか? それとはmeconiumの色も量も違うように思われますが・・・・・。

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    1. こんばんは
      19日を約2分にまとめるとホント、暴れ回ってるように見えます(^^;;

      白いmeconiumはトビコバチのものです↓
      http://baba-insects.blogspot.jp/2013/05/4.html

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  2. さっそくのお示しありがとうございます。科の違いというのは大きいですね。幼虫の排泄内容が違うんでしょうかねー。トビコバチは脂肪分を利用しないとか・・・・・・、(妄想です)。

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    1. 白と黒の差は大きそうですね。たしかに白いのは脂肪のかたまりのように見えます。他の科のハチも黒っぽいのが多い気がします。気になるのでまた、切開してみます。

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  3. 写真の素晴らしさもさることながら、動画にシビれました・・・カッコいいデスねー!(笑)
    サナギの中で動き回り変化していく様がよくわかりました。

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    1. ありがとうございますm(_ _)m
      ちょと遊び過ぎですが(^^;; 編集作業を楽しんでおります。
      皮一枚向こうの様子ですが意外に状況がわかるもんですね。

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