2013年10月23日水曜日

シャクガ科 の1種 幼虫

追記:ezo-aphidさんよりコメントを頂きました。アオシャク亜科Geometra属幼虫がこのような突起を持つようです。
また、読者の方より背中のトゲは新芽の擬態で越冬時は第二腹節の棘が先端になるように体を折り曲げるようです。この点に関してもezoさんより冬芽図鑑の資料を示して頂きました。ありがとうございます!!

 クリの木で見つけた体長約12mmの幼虫。上右側に黄色い気門

 見た目の質感がヒトデに似ている

 枝を引き寄せ撮影。手がぷるぷる震え(^^;;いまいちピントが決まりません

 背中のトゲは何の擬態?→冬芽の擬態のようです
体を折り曲げる事によって、そのデザインが生かされるのですね

10月2日撮影 姫路自然観察の森

6 件のコメント:

  1. アオシャク亜科Geometra属幼虫はこのような突起を持ち、中齢幼虫で越冬して、翌春5月頃に終齢になるそうです。国内産6種のうち、5種はコナラ属Quercusを食べ、クリからはカギシロスジとクロスジの記録があるとのこと。どの種なのかは「蛾類生態図鑑」を見ても(中齢のために)判りませんでした。
    この姿からみて、越冬場所はたぶん樹皮表面の凹みあたりではないでしょうか。 

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    1. こんばんは。
      いつもお調べ頂き、ありがとうございます。調べている時にカギシロスジアオシャクも疑いましたが、終齢幼虫ならともかく、この手の大きさのものはお手上げ状態です(^^;; このときは、たまたまアブラムシを見ていて発見しました。また機会があれば、チェックしたいと思います。

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  2. 背中の棘は新芽の擬態かと。
    越冬時は第二腹節の棘が先端になるように体を折り曲げ、冬芽に擬態すると思われます。

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    1. こんばんは。
      なるほど体を折り曲げた際のカタチまで想像しておりませんでした。ezo-aphidさんの新しいコメントの図説をみて改めて合点しました。ありがとうございますm(_ _)m

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  3. 「冬芽図鑑 ブナ科」(下記サイトの図)を見ると、鱗片の尖りと混みかたは、ミズナラ・コナラの冬芽が似合うかも・・・・・。 homepage3.nifty.com/inagiyasou/zukan/html/family/f20402.html

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    1. 現地では少しクリっぽく無いな〜と感じておりましたが、ミズナラ・コナラは確かに似合いますね(^^

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