2013年9月30日月曜日

キモグリバエ科 ?Rhodesiella sp.

笹の葉上に落ちた甘露に夢中の小さなハエ。金属的な光沢は無いヤマギシモリノキモグリバエって感じ。

 体長約1.6mm.

甘露に夢中でも真上から翅脈を押さえられず

9月26日撮影 レッドクリフ

コナカゲロウ科 の1種

アベマキの葉裏に居たコナカゲロウの成虫。直ぐさま逃げられてしまいましたが、斑紋のあるタイプは初見でした。
過去に撮影したコナカゲロウ成虫↓
  1. ?キバラコナカゲロウ 繭と羽化
  2. キバラコナカゲロウ の1種

 体長約3.3mm(翅瑞まで)

翅の縁のWAXはどうやって生える?
9月19日撮影 増位山

2013年9月29日日曜日

ササグモ に捕われしもの

 幼体であろうか体長約5mmのササグモが肉団子っぽいのを捕らえている

 肉団子というか糞のようなものに脚らしきもの
視界の少なそうなササグモの眼の配置

あらら、ムシの糞にそっくりなツツジコブハムシでした
ササグモはツツジの新葉の粘りにも平気そうでした
9月22日 新開公園

ススキの葉裏にて



これは、あれだ....なんだ...そう、ササコナフキツノアブラムシとそれらを捕食するゴイシシジミの幼虫。
そしてアミメアリだ」そう思い、手を伸ばし山肌の1.5mほど上に生えているススキの葉を手元に引き寄せた。

あれ?これはヒラタアブ類の幼虫ではないか。妙に粉っぽい。アブラムシを捕食している。(1枚目)
一方アブラムシの方はススキの葉だけどササコナフキツノアブラムシ?兵隊もいないし何だか違うような..
横に出た触角の間にも小さな突起がある。ツノ?また単眼の間に2点waxで出来た突起がある。(2枚目)

そらさんおちゃたてむしさんが紹介されているササコナフキツノアブラムシとは、やはり違うようです。

 他の場所でも見られるようにアリはヒラタアブ幼虫を攻撃しない
捕食したアブラムシの匂いに?かなり反応していました

 遠目ではゴイシシジミの幼虫に見えたのに...
ヒラタアブの幼虫この状態で約15mm.左手に見える卵は長さ約1.4mm.入れ食い状態ですね

 小さいの体長約0.7mm.↓の大きいの約1.4mm

どの個体も平安貴族のように額に白いWAXが2点

いつもおなじみアミメアリ 
Pristomyrmex punctatus
9月21日撮影 ゆめさき森の公園

2013年9月28日土曜日

ヒメトビウンカ

 ススキの茎に見慣れたウンカ。体長約3mm

 イネに被害をもたらすという事で論文は多いのですが図解は少ないです

9月12日撮影 新開公園

アシナガバエ科 Gymnopternus sp. ♂

湿地に居たアシナガバエの♂。足場はぬかるみ生態写真を諦め、採集しました。体長約3mm.微妙に違い
ますが触角の形からPelastoneurusあたりでしょうか。(「M.N.D」629項 Pelastoneurus vaoans♂)

過去に撮影したアシナガバエ→こちら

9月29日追記:Tatzさんよりコメントを頂き?Pelastoneurus→Gymnopternusにタイトル変更しました。
あろいがとうございます!詳細はコメント欄をご覧下さい。










この画像(1280 × 1670)と4枚目、立体写真はクリックで拡大します
9月19日撮影 増位山


追加:接写は出来ませんでしたが、同種を撮って来ました
「Gymnopternusは湿った土上や細流などに多くの種が普通に生息していますが、世界中におびただしい種数があり、近縁属との分類的検討も十分でないため、種を特定するのは簡単ではありません。」Tatzさんより
9月28日撮影 増位山

2013年9月27日金曜日

犯人はダレだ?

庭のクスノキには今年も多くのアオスジアゲハの幼虫が孵化していた。ただ無事に羽化できるものは少ない
ようで、終齢幼虫になると蛹化するまえに姿を消して行く。鳥かアシンガバチ、スズメバチに狩られていると
予想。そうでなくともヤドリバエにアオムシコバチの寄生の対象になってしまう。

今回、前蛹の状態で死んでいる個体を見つけた。背中から何か出ている。ヒメコバチの蛹が飛び出ている!?
事故、それとも何者かの仕業?犯人はダレだ?→ 追記:ヤドリバエ幼虫のようです。
腹部より、かみ切って出て行った後の状態のようです。詳細はezoさんのコメントと紹介されたアドレスをご覧下さい。いつも、ありがとうございますm(_ _)m
ちなみにヤドリバエの卵は↓その2で見られます。

今まで記事にした庭のアオスジアゲハ→ その1 その2 その3 その4

 寄生蜂の蛹か!と思いましたが

 体液が漏れ凝固しているだけに見えます

でも 長い触角のハチがコウモリのようにぶら下がっているようにも見えます
土台?部分より約4mmあります

アゲハチョウ科 Graphium sarpedon
9月20日撮影 自宅庭

ホシヒメホウジャク 幼虫

追記:ezo-aphidさんよりコメントを頂きタイトル改変しました。ありがとうございます!

胴回りにくらべ頭部が小さい。ヘクソカズラに居た

見えにくいですが尾角があり。ホウジャクの幼虫?
スズメガ科 ヒメホウジャクNeogurelca himachala のようです

周辺を調べましたが、この1頭のみ

しばらく、じっとしておりましたが、撮影に気付き歩き出します

9月26日撮影 レッドクリフ

2013年9月26日木曜日

シロオビアワフキ

セイタカアワダチソウにいたシロオビアワフキの成虫。この類いのムシの撮影は初動が肝心。
気付かれる前に真正面からパチリと撮影しなければ、”逃げモード”にスイッチがパチンと入って
しまい、ひたすらソッポを向かれるはめに...。今回も、もたついているうちにチャンスを逃しました(^^;;
成虫の造形も面白いですが、泡の中の幼虫もなかなかなものです→こちら

SFチックな造形のアンテナ
アワフキムシ科 Aphrophora intermedia 

フラッシュの前に葉が遮り緑色かぶり
撮影時、足元を見ると無数のヤブカが煙っていました

翅瑞まで体長約11mm
9月22日撮影 浜手緑地

アタマアブ科 の1種 交尾

草むらで何やら黒い粒が細かく不規則に揺れながら飛んでいる。草に止まるのをじっと待つ.....
...............とまりそうで.........とまらない..............ん..........とまる?.....いや......とまらないなあ〜

ということで仕方なく飛んでいる所を写す事に。パシャパシャとフラッシュの電池がどんどん無くなって行く。
歩留まりは最高に悪い。なんとかピントがあった写真を液晶で確認するとアタマアブの交尾。生態写真を撮影する
のは初めて。死骸は(^^;;→こちら

この場所はツマグロオオヨコバイが多く生息しており、それらを寄主とするらしいですが、この個体も
そうかも知れませんね。♂体長約2.5〜2.8mmくらい
*今回、画像をjpgからpngに変更にしました。画質の劣化がかなり改善されました。

追記:ezo-aphidさんより日本のアタマアブは3亜科8属108種(九大農学部 1990年頃報告)と教えて頂きました。
ありがとうございます!今度は採集してみたいですね。

 10分間の撮影中、1度も着地しませんでした。飛んでいるのは多分♂でしょう。大変だ。

 低い位置を飛んでおり最後まで真横から写すことが出来ませんでした


♀の脚が下に見えます。着地してもよさそうなのに。交尾中を襲われない為の行動?

 ♀の頭部の空洞の大きさと細い首。おもしろいです

一旦、この場を30分ほど離れ戻って来ると姿はありませんでした。また挑戦したいですね
9月21日撮影 ゆめさき森の公園

2013年9月25日水曜日

コミヤマミズオドリハマキモドキ

薄暗く鬱蒼とした林の中、自分と同じ位の丈のアカメガシワの葉でコマ送り状態で踊っている蛾が居た。
その動きはチョウバエやノミバエ、ヒラタアシバエのよう。被写体としては、かなりの難敵。種名は
tukikさんのブログで紹介されたものと同種と思います。どうも色温度にバラツキがあり変な色目になっております。

前後翅を独特な形状に広げアクティブな姿勢でおどっていました

翅瑞の真珠のような光沢のある点々、踊る事によって♀?にアピールでもしているのでしょうか

1、2枚目は同じ個体ですが、後は分かりません。なにせ直ぐに飛び立ってしまうので

この個体で体長約8mm

9月22日撮影 新開公園