2012年7月14日土曜日

モモブトホソバエ科 の1種 産卵・交尾

ハナダカチビハナアブ属 Sphegina のような雰囲気を持ったハエがフジの木 に集っている。
前脚の脛節が白く樹皮を相手にドラムロールをやっているよう。観察していると、どうも脛節が
白いのは♀のようだ。運良く交尾と産卵場面を見られた。
調べてみるとMegamerinidaeのクロモモブトホソバエ Texara compressa Walker でないかと思う。


 体長約10mm.そこから1〜2mm?ほど産卵管を伸ばし産卵中。

目立つ白い脚を動かしているのはてっきり♂だと思っていました。

交尾中

上から


交尾器拡大

7月9日撮影 Nikon1 V1

2 件のコメント:

  1. 世界で見ても3属11種というチョー小所帯の科ですが、日本には同属でもう1種の記録があるんですね。なんで木の表面になんか産卵してるのかと思ったら、幼虫は樹皮下で(他の昆虫?幼虫を)捕食するんだそうです。

    返信削除
    返信
    1. こんばんは。
      科を見つけるのに苦労しましたが、なるほど所帯が小さかったのですね。この日、狭い範囲で、このハエとヒメコバチと?ヒメバチも産卵に訪れておりました。その傍らでゾウムシが交尾、カミキリムシが活動しておりフジの木の人気の高さに驚きました。それぞれの虫の思惑?が交差している場所なんでしょうか。

      削除