2012年6月23日土曜日

?アミダテントウ 幼生

蝋物質を身にまとったムシは多いと思う。最初はワラジムシが歩いているのだと思った。
でも少し違う。落ち葉で、すくってみるとクサカゲロウの幼虫をマイルドにした感じ。
アミメカゲロウ目は間違いないと思うのだが、さて...。甲虫目でした(^^;;

2014年7月27日追記:TETSUさんよりコメントを頂き「ヒメテントウムシ亜科 の1種」より改題しました。
ありがとうございます!

アオバハゴロモ幼虫を捕食するようなのでムシ屋さんは要チェックしてみて下さいm(_ _)m

6月23日追記:ezo-aphidさんより情報を頂きタイトルを改名しました。ありがとうございます!
テントウムシの幼虫とは驚きです(^^;;

自ら蝋物質を出しているのか?略奪したものなのか?同じ状態のものを、この日2匹確認した。
ご本人のものだそうです。

見えている範囲で体長約4mm。単眼3つ。

失礼して落ち葉で持ち上げた。脚の先端はクサカゲロウ幼虫と同じ構造に見える。

小さいが鋭い顎。

別の個体。
6月20日撮影 Nikon1 V1


15 件のコメント:

  1. このwaxは間違いなくご本人のものですね。ロウ物質で覆われる幼虫としてヒメテントウムシ類がいますが、その類のように思われます。「テントウムシの自然史」(57頁)にアミダテントウ幼虫について述べられていますが、本体は「淡緑色、乳頭状突起だらけ、棍棒状の触角基節」という特徴があてはまるような・・・・。ハゴロモ類幼虫やキジラミ類を好んで食べる、ともあります。成虫の体長は4mm強で、関西での発生期とも矛盾しないようです。
    この確認には、飼育してみるのが最も確実で、(申し訳ないですが)裸姿の「乳頭状突起だらけ」を見るしかないでしょうねー。

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    1. こんにちは。いつも、ありがとうございます。
      なるほどクサカゲロウの幼虫関連を調べても出てこない筈です(^^;; ”ハゴロモ類幼虫やキジラミ類を好んで食べる”それらを食べているから、このような姿になったのか、それらに紛れ込む為に、この姿なのか、生物って面白いですね。餌が餌だけに飼育は難しそうですね(^^ 吸虫管があれば裸に出来そうですね。

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  2. ご採用ありがとうございます。見たことはないもので、もちろん自信はありません。Amida属幼虫はとても風変わりらしく、ネット上には見つかりませんので、現地に通うなどしてぜひお確かめ下さい。大きめの幼虫をキジラミ幼虫群に放って見てはどうでしょうか。蛹になれば成功ですね。
    ワックスを被る虫としては、半翅目かそれらを食べる幼虫が多いように思いますが、おそらく甘露という粘質液から(あるいは捕食性や寄生性の天敵?)の防御用として発達したのではないでしょうか。ハバチ幼虫にも見られるので、うまい説明ではありませんが(・・・・・・虫に聞くよりないかな?)。

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    1. こんばんは。
      今回、見つけたのは台風4号の後だったので迷子状態?だった可能性もあり、今度行く時にはキジラミの幼虫が居そうな所を探してみます、条件が整えば提案頂いた事も試してみようと思います。ワックスを纏ったハバチ幼虫も驚きました!

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  3. これ、間違いないです。アミダテントウの幼生です。アオバハゴロモの幼虫
    がこのボアボア系なので、捕食するために擬態している可能性がありますね。

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    1. こんばんは
      2年の歳月を経て正体がわかろうとは、ありがとうございますm(_ _)m
      念のため”?”つきで採用させて頂きました。

      アオバハゴロモ幼虫なんですね、ちょっと時期を過ぎてしまいましたが見かけたり発生時期には留意して見てみます。

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  4. アミダテントウ幼虫の主な食餌対象は何なんでしょうねー。

    ハンマーさんは、エノキワタムシを候補に挙げられていましたが・・・・(そんな気がしてきました)。この幼虫の体が小さく動きが遅いとすれば、より小型で定着性が高くコロニーを作る(ワックスを吹いた)アブラムシなどがふさわしいように思えます。
    アオバハゴロモの幼虫をよく知らないのですが、散在的で大型、力強く動きそうに思われるので、この幼虫には手ごわすぎるかも?

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  5. Amida属は日本では1種きりですが、ベトナムでは9種と多く、中国南部(雲南省など)に数種いるそうです。
    「 zoolstud.sinica.edu.tw/Journals/39.1/23.pdf 」 

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  6. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  7. コクロヒメテントウの場合、アリマキを捕食するため、カイガラムシに擬態
    させて、白のぼわぼわが幼生にあるようです。同様の理由である可能性も
    ありますね。

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  8. アオバハゴロモの幼虫以外にも、蛾の幼虫等も食べているようです。
    かなりの肉食の様子。神奈川の大磯に住む後輩が、これと同じ幼生を
    庭先で複数、見つけて、育てて、最後に成虫で出て来たのがアミダ
    テントウで、一連の様子を写真で撮影したのを見せてもらい、これと
    頭の形状や、足の形態が同じであることから、アミダテントウの幼生
    と書きました。コクロヒメテントウの幼生かどうかで、成虫が出て来る
    までは皆で論議になっていたのですが、頭の形や、捕食する相手の
    大きさも大きめで、何だろうと観察を続けていました。

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  9. TETSUさん、貴重な観察情報をご教示いただき、有難うございます。
    イモムシまで捕らえるのなら、見かけによらず、かなり強力な捕食者のようですね。ヒラタアブ幼虫の場合、ほとんどはアブラムシ食なのですが、ヨツボシヒラタアブ属 Xanthandrus は蛾類幼虫を(待ち伏せ型で?)捕食しているそうです。 それと同じような位置づけになりそうです。
     せっかくの貴重な知見ですので、どこかの雑誌(神奈川虫報あたり?)に記録を残していただけると有難いですねー。

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    1. ezo-aphidさん、TETSUさん、こんばんは
      追加の情報、ありがとうございます。今日昼休みに少し探してみましたがアオバハゴロモ終齢幼虫のコロニーは見つかりましたがアミダテントウは見つかりませんでした。しばらく注視してみます。

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  10. 大磯では幼生はヤツデについていたようですが、現在もそのヤツデには、アミダテントウの
    成虫が走り回っているようです。ただ,補食シーンはまだ,観察出来ずということだそうで。
    そのうち,どこかにまとめて写真など一連発表するのではないかと思います。

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    1. こんばんは。 返信遅くなりましたm(_ _)m
      ご報告ありがとうございます!発表の時を楽しみに待っております (^^

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