2012年6月3日日曜日

アブラタマバチ亜科 の1種 産卵 その2

先月末より、かなり忙しく以降、外にムシ撮りに行く気力が湧いてこない...。

庭の水やり終わってキンセンカのアブラムシのコロニーを観察していると
良いタイミングでアブラタマバチが茎をつたって歩いて来た。

5月20日に紹介した個体に比べて1.4mmと大きい。疲れもあり採集するのを忘れてしまった。

6月3日追記:ezo-aphidさんよりPhaenoglyphis属の可能性を示唆して頂きました。
ありがとうございます!詳細はコメントをご覧下さい。

茂みの奥で登場すると撮影できません。今回は手元で良かった。

パトロール中です。

似たようなカタチですが大きさが違う。下の個体は5月20日紹介のもの。
小さいのはAlloxysta属の可能性があるようです。


触角の先端がアブラムシに触れると翅を立てた!

背面がなかなか撮影出来ません。

うまく羽化出来なかったのか翅が1部しおれています。

ぐっと産卵管を押し込んでいます。

しばらくして翅を立て状態を起こし

方向を変え、もう一度、刺しておりました。?

別の個体。サイズは同じ1.4mmですが胸部の色目が随分、赤っぽい。
6月2日撮影 Nikon1 V1 自宅庭

4 件のコメント:

  1. ご苦労さまです。沢山の画像があると、判別の特徴が見えるものがあるので助かります。中胸側板(翅基部と前・中基節に囲まれた大きな側板)に水平な線が見えるので、国内からまだ記録が無いPhaenoglyphis属のようです。小型の方はよく見えないので判らないのですが、水平線を持たないAlloxysta属なのかもしれません(生態写真で確認するのは難関でしょうねー)。

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    1. こんばんは。
      いつも、お調べ頂きありがとうございます。なるべく細部が分かるようにと気をつけながら撮影しているのですが、属の可能性まで絞り込めて良かったです。ezo-aphidさんのアドバイスが無ければアリに似たハチで終わっていると思います(^^;;

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  2. まぁ、野次馬のツッコミみたいなものですが、これが虫の行動を理解する助けになれば嬉しいなー、というところです。所属や名前が判れば、周辺情報を探せますので(ネットは限界があるものの便利ですね)。
    寄生蜂に関しては、やはり山岸先生の「寄生蜂の解説」があればこそですね。これを熟読されているから、今回のように生態と拡大画像で所属の見当がつけられたのだと思います。

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    1. こんばんは。
      野次馬なんて、とんでもないです(^^;;授業料も払わずにいつも、ただの写真に深みを与えて頂くコメントは有難いです。「寄生蜂の解説」熟読というよりチラ見状態ですが、ezoさんをはじめ皆さんのコメントによって少しは目利きがついたのでしょうか。しかし、まだまだ知らない事が多く、とんでもない目立てもやらかしますが今後とも宜しくお願いしますm(_ _)m

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