2012年3月24日土曜日

お知らせ。

次回の更新は4月1日の予定です。


駆け足でブログを今まで更新してきましたが仕事8割、花粉(T_T)2割の影響でしばらく
更新出来ない状況になりました。頂いたコメントにも、お返事できない場合があります
のでご了承下さい。さらにパワーアップして戻ってくる事もありませんので(^^;;
あまり期待されずに、今後とも気長にお付き合い下さい。


2012年3月23日金曜日

トビコバチ科 の 1種

1月ほど前に撮影したのだが撮影出来た写真枚数が少なく放置しておいた初見の
トビコバチ。おちゃたてむしさんが3月20日に紹介されたのと、偶然採集した
ハチの1匹が、そのトビコバチであったため掲載に漕ぎ着けました。

体長約1mm。2月27日撮影。フラッシュに反応し歩き出す。

この脚の配色にも何か意味がありそう。

どうやってゴミを払いのければ良いのでしょうか。132枚合成。

試行錯誤は続きます...。102枚合成。

3月17日採集。Nikon D7000

2012年3月22日木曜日

クモタマゴクロバチ(Idris属)

3月18日のアザミウマは葉っぱごと採集した。なんと、その葉には2匹のハチが
とまっており結果3種ムシを採集したことになった。その1匹のハチを深度合成する
ことにした。撮影するごとに腕を上げて行けば良いのだが、そうは行かないようで
まだまだ思い通りには行きません。

3月22日追記:ひげぶとさんよりクモタマゴクロバチであると教えて頂きました。
おちゃたてむしさんの2月25日に記事に仲間のハチが紹介されているようです。
ありがとうございます!

体長を計測する前に作業中、見失ってしまいました(^^;;1mm以下であるのは確かです。

微妙にぶれてしまっている。

結構、複雑な彫刻。

産卵管でしょう。3月17日採集。Nikon D7000

2012年3月21日水曜日

カタビロクサビウンカ 幼虫

コナラの樹皮にいた。カメラを向けると逃げる逃げる。届かない位置に
行かないように誘導するも元気に走り回る。かなりピンボケの写真を量産
してしまった。面白いデザインなだけに、もっと撮影したかったなぁ。

3月21日追記:おちゃたてむしさんより種名を教えて頂きましたのでタイトル変更
しました。ありがとうございます!

どこかで見た記憶があるんですが。ブラシのような尻尾を入れて体長約4mm。

フサヤスデの進化形では無いですよね(^^;;

素敵なお顔。

3月14日撮影 Nikon1 V1

2012年3月20日火曜日

ウスアカフサヤスデ?

ここ数日の花粉症の症状がひどく仕入れが止まっております(^^;;

ケヤキの樹皮を剥がすと越冬していたフサヤスデ。前日、降った雨の影響か
水玉がきれいに付いておりました。

前回、葉っぱにいたものと違い抜け殻がありません。

後で気付きましたがトビムシが1匹おりました。

体長は約1〜2mmのものがおりました。

何のムシの死骸?の上だろうか。
3月6日撮影 Nikon1 V1

ミギワバエ科 ( Nostima versifrons ) その2

1月15日に庭で撮影したのがきっかけで、採集することになったものの
なかなかお目にかかれなかったが、3月16日、気温がグンと上がったためか
花壇でピンピン飛んでいるのを見つけ無事採集できた。N.versifronsであれば
良いのですが。1月15日に撮影したものはこちら

4月1日追記:採集したものがアノニモミイア先生よりN.versifronsと同定して頂きました。
タイトルより?を外しました。ありがとうございます!

ビロード状の小盾板。その部位の輪郭をみると微細な毛の並びが確認出来る。体長約1.3mm。

2枚の写真に深度合成時に欠損している箇所があり、さらに刻んでの撮影が必要かもしれません。またもや課題。
3月18日撮影 Nikon D7000

2012年3月19日月曜日

ツヤコバチ科 ( Aphelinus sp. ) 産卵 その2

アブラムシは大変だなと、いつも思う。捕食者は多いし寄生されるし、
少し強い雨ごときで流されるし。

3月17日、夕方30分ほどムシ撮りに出かけた。雨の後、草木はまだ濡れている。
以前ツヤコバチの産卵の見られたカナメモチに木を見ると、雨で殆どのアブラムシ
が流されていた。運良く雨の直撃を逃れたコロニーの周りをツヤコバチが怪しく歩く。
案の定、着物をたくしあげ用を足すように(^^;;若齢幼虫に産卵を開始した。

今回ビデオ撮影も行いましたが既に辺りは薄暗く全くの光量不足でした。

狙いを定め、脚を開き、後ろ向きになって、ペコっと翅を折り、突撃します。

今回は若齢幼虫に産卵。体長約1.1mm。

産卵管が刺さっている部分を狙ってみました。

産卵中。気張っているように見えてしまう。

枝から落下したのでしょうか葉上でもがいておりました。
Nikon1 V1


マルトビムシの 2種?

ユニークで可愛らしいデザインのマルトビムシ。体皮の模様を見ていると六角形を基調
としておりムシ達が好んで?採用しているカタチ。2匹ともアラカシの葉裏にいた。1匹は
途中、見失い気付くとカメラの上を歩いていたので柵の上に移動させた。木の上に居た
2匹にも白い粒はついている。気になる。

最近ですと、おちゃたてむしさんそらさんが紹介されております。

体長約1.3mm。立ち止まる事無く歩きます。

地衣類のところで動きが鈍くなる。

食べているのかしら。

模様だけでなく体皮の構造が六角形の集まり?

別の個体。思わず目が合いました。体長約1.6mm

シワシワなのは何故でしょう。葉にも多く白い粒。
3月8日撮影 Nikon1 V1

2012年3月18日日曜日

?ハラオビアザミウマ ( Hydatothrips abdominalis )

カナメモチの葉の穴にいたハラオビアザミウマと思われる個体。今回見つけたのは
0.8mm。アザミウマは奇異なデザインが多い中、昆虫らしいデザイン。
深度合成したのはよいが、あまりにも小さいため取り扱いがシビアすぎて思い通りに
撮影できなかった。また1つ課題が出来ました。以前撮影したのはこちら

何をしているのでしょうか。Nikon1 V1

びっしり生えている微細な毛が今回始めて確認出来た。


筋肉にボリュームあり脚がガッチリしている。

口器を撮るのが1つの目標でしたが、もう1つ分かりにくい写真です。

肝心な所が脚で隠れている。
3月17日撮影 Nikon D7000

2012年3月17日土曜日

ホオズキカメムシ? の卵

アオキの葉の裏でよく見つかるキレイな卵。卵が簡単に開けられるような配慮の
デザインとくればカメムシの卵だろうと調べてみるとホオズキカメムシっぽい。
奇麗に開けられているのと、そうでないのが有り、歪なものは寄生蜂の仕業であろうか。

カメムシ達の卵のデザインはユニークなものが多いですね。奇麗にフタがとれている。約2mm。

かたや、寄生蜂が出て行ったのか荒れた卵殻。

細部まで抜かりの無い素晴らしい構造。

怪しい黒い陰。お持ち帰りすれば良かった...。
3月4日撮影。Nikon1 V1

ムツトゲイセキグモ

ムネアブラムシを見ていたら葉上で発見した。見つけてうれしいクモの一種だ。
2.8mmと小さいものの立体的な造形は面白い。今回はじめて角のようなものが
あることが分かった。なかなかユニークで面白い存在。

3月18日追記:Aclerisさんより種名を教えて頂きタイトルを改変しました。また
ezo-aphidさんより詳しい生態をコメント頂きました。ありがとうございます!!

前回見たシロオビトリノフンダマシとは大きさもカタチも違う。

第1、2脚でムシを捕獲する為の糸を準備している。

脚を上げ捕獲体勢!残念ながら餌はやって来ませんでした。

大小の2本の角。

撮影に気付き葉からこぼれ落ち。

器用に糸を張り、つたって行きます。
3月14日撮影。Nikon1 V1

2012年3月16日金曜日

ムネアブラ族 Nipponaphidini の1種 抜け殻

深度合成写真の後はやりづらいですが...。

2月4日に掲載したアラカシの葉上のアブラムシ。定期的に見ているのだが
コロニーらしきものは無く、葉の上で1〜2匹、ムシの糞のように張り付いている。
前回より個体数が減った印象。その中で抜け殻らしきものを見つけた。有翅成虫となって
飛んでいったのでしょうか。

2015年4月24日追記:青木先生より「ムネアブラ族Nipponaphidiniの1種で、Dermaphisに近縁の種」とコメント頂きましのでタイトル改変しました。未記載種の可能性があるようです。ありがとうございました!

体長約1.2mm。羽化の時に見てみたいですね。

横から。

こちらは有翅幼虫。触角の上の光沢の部分が眼でしょうか。
3月6日撮影。Nikon1 V1

ヒメコバチ科 Pediobius atamiensis

見てはいけなかったかもしれない。小さいムシを撮っているうちに、さらなる細部を
知りたくなり体長約1.5mmのよくみかけるPediobius atamiensisを採集し、不慣れながら
深度合成をして今まで不明虜だったディテールを現像してみた。細部に神は宿るというが
小さな生命が造り出すデザインに恐ろしさを感じてしまった...。

3月19日:画像2枚追加しました。
3月16日:画像2枚追加しました。

小さい=単純では無い、生命体としてのデザインの凄みがある。

ピントをずらして行く事とライテイングの加減がまだ試行錯誤。

フラッシュの熱のみで触角が揺れ動き、描写が甘くなっております。

以上3月15日撮影

161枚合成。なんとなくコツがつかめて来た。次の課題は光量。

1度見たかった触角の付け根。

複眼の1部が上手く処理されていないが、美しい。以上3枚3月16日撮影

3月18日撮影
323枚合成

528枚合成