2011年12月24日土曜日

ヒメコバチ科の一種(Sympiesis sp.) ♂

クリスマスっぽいムシ発見!!トナカイの代わりが出来そうな風格。体もキラキラ
していて様になるのでは?といっても体長は約1.6mm(翅含んで2mm)しかない。
調べてみるとカンムリヒメコバチというハモグリバエに寄生するヒメコバチ科の
ハチに良く似ている。独特の触角を持つのは♂らしい。こんなに小さな体なのに大袈裟な
触角、風の抵抗もかなり受けていた。♀に対する見栄を良くする為だけのものであろうか。
ムシもヒトも何だか似ていて面白い。こういうデザインのムシを見つけてしまうと
ムシ撮りが止められないんですよね(^^;;


12月28日追記:ezo-aphidさんの計らいで上條先生に調べて頂き「カンムリヒメコバチの
仲間」のタイトルを改題しました。ありがとうございます。

2mmほどのソリを引かせよう。それに乗るサンタ役は大きさと色目を考えると...ダニ...はやめておこう。

小さいのに触角の存在感は凄い。♀は見た目で♂に惹かれる事があるのだろうか。
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半分、透き通っている腹部のデザイン。採用のコバチは多いと思うが、その経緯は知りたい。
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滅多にお目にかかれないと思っていましたが2日連続で遭遇。結構いるのかしら。
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5 件のコメント:

  1. 見事な角ですね。
    以前ハンマーさんのところで見て以来、一度お目にかかりたいと思いながら未だ果たせません。トナカイはメスでも立派な角を持っていますがこのハチはオスだけなんでしょうね。コバチ類でオス成虫が越冬する種は少ないのではないでしょうか。

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  2. こんにちは、
    まさにクリスマス向きのハチで、私は初めて見ましたが、こんな格好の触覚を持ったコバチがいるんですね!
    大きさが2mmでは、見つけるのも大変だけれども、見つけても肉眼ではトナカイの角を見分けられそうにないです。
    ここのところ、私が見たことのない種がたくさん出てきて、とっても羨ましいです(^^)。

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  3. おちゃたてむしさん こんにちは。
    体と着地面と平行ではなく頭部を持ち上げるような感じで葉裏にとまっていました。斜めに体が浮いている分、同サイズのコバチに比べても存在感があまりなく最初、ゴミかと思いました。このまま越冬するのでしょうか、また遇って見たいものです。

    そらさん こんにちは。
    私もレンズを通して触角を見た時には、おおっ!と感動しました。風が吹く度、触角はしなり、何だか大変そうでした。発見の前、同じ場所にある神社に手を合わせたのが良かったのでしょうか(^^)結構、スルーしてしまうのですがお参りした方が収穫が多い気がします。

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  4. お師匠さん(上條先生)にお伺いしたところ、これは「Sympiesis sp.」とのことです。また、「Eulophinae 亜科では大部分の属で雄の触角に角があります。角の形だけである程度は属を推定できますが、決定することは困難です。」というコメントも戴きました。ご参考までに。

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  5. ezo-aphidさん こんばんは。
    年末のお忙しい時期に、いろいろとありがとうございます。お師匠様にもよろしくお伝え下さい。「Sympiesis sp.」ということですが、怪しい私の目立てで♀らしきものを何枚か撮影していますので、また掲載してみます。Eulophinae 亜科の大部分の雄の触角に角があるのは、良い判断材料ですね。そこまで行き着くのは大変ですが(^^;;

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