2011年7月31日日曜日

アシグロツユムシ幼虫

てっきりササキリの幼虫と思っていたアシグロツユムシの幼虫。
同じバッタ目キリギリス科。ササキリとは同じ日、違う場所にて撮影。
各パーツのツヤやかな透け具合、特に頭部が素敵です。
クワの葉の上だったか。忘れた。
触覚のストライプも素敵。




2011年7月30日土曜日

ササキリ幼虫

緑の葉の上に非常にツヤツヤした、ガラス細工のようなムシ。
ササキリの幼虫らしい。派手な色目は捕食者に毒を連想させるらしいが
成虫になると保護色となる。その辺りの自然というかデザイナーの
采配に興味が尽きない。


実際ガラスで造れそう?


ベッコウ飴のようで美味そう?

2011年7月29日金曜日

セマダラコガネ

6月から7月にかけて庭からセマダラコガネが地面より
ボコボコ出てくる。幼虫は草木の根を食べる害虫らしいが
家ではあまり被害が無いように思える。どの個体もよく
後ろ足を突っ張らせている。何だろう。折りたたみする触覚がかわいらしい。

こむら返り?後ろ足が突っ張ってます。
頭部全体をシャベルのようにして土中から出てくる。


マンリョウの葉影で雨宿り。

2011年7月28日木曜日

クチナガハリバエ

口吻が妙に長いハエがいた。ファインダーを覗いていると先端に水玉が。
じっと見ていると水玉は消える。しばらくすると、また出現。鼻ちょうちんのように
何度も出し入れしている。なぜ?水玉から匂いを発し異性を呼び寄せているのだろうか?
体温調整だろうか?まさか遊んでいる訳では無いだろう・・・。面白い。


じっと観察していたが、新たな動きが無かったため、その場を離れた。

別の場所での別の個体。

2011年7月27日水曜日

アズチグモ♂

台風6号が去ったあと、庭の様子を見ると、どこからか飛んで来たか
カニグモが花の上にいた。4ミリほどか。カニグモ科アヅチグモ属の一種だろうか。
色目といい造形といい私好み。残念なことはサバイバル能力が優れていないのか
我が家での生存率はかなり低い。というか数日で姿を消す。
あちこちに糸を張り巡らし、それを巧みに使い飛ぶように移動する。
もっと繁殖してくれないかな〜。

2011年8月25日追記:そらさんよりアズチグモの♂と教えて頂きタイトル変更しました。
そらさんが撮られたアズチグモの素晴らしいペアの写真はこちら


右足2本を失っている。

足のカラーパターンは他の生物にも見られる。その意味する所は何だろう。
正面からは分からない目は左右の突起の後ろに。

2011年7月25日月曜日

ハナレメイエバエ Coenosia sp.

庭の草花を眺めていると小さいのから大きいのまで実に様々な
ハエがいる事に気付く。ハエって不衛生で汚い、というイメージしか
なかったので、カメラのファインダーを通して見るハエの世界、構造は新鮮だった。
体長5ミリ足らずのこのハエも、蚊等を補食している姿は驚きだった。
スケールが違いすぎて関心が無ければ全く気付かない世界が
自分の生活圏で生々しく展開しているのは凄い事だと思う。面白い。

2011年9月22日追記:ezo-aphidさんよりカトリバエ近縁のハナレメイエバエ、Coenosia属
の可能性を教えて頂きましたのでタイトルも「蚊を食らうハエ」より変更しました。
”一寸のハエにも五分の大和魂”に掲載の写真にも非常に似通っていてezo-aphidさんの
絞り込みの凄さに感服致しました。ありがとうございます。
あまり同定の材料に、ならないですが1枚写真を追加しておきます。

メドーセージの葉の上で。ゴロンと転がっているのは誰の頭でしょうか。

別の日。メランポジウムの花の上。狩りの上手な君の名は?

昨日発見。ヒトスジシマカを捕まえるとは天晴!!腹部が随分と膨らんでいる。ダークベルグデージにて。

一枚も翅脈の写った写真が無かった。次からの課題。

2011年7月24日日曜日

セスジスズメガ幼虫

庭の植物を食するムシが付くと大体、すぐに発見出来るのだが
体長8センチほどに成長するまで全く気がつかなかった。
こんなに目立つ模様なのに!
外敵から身を守る為の模様と思うが彼らに入れ智慧したのは誰?
ムシのデザインは人智を超えて、とても神秘的。
発見したとき、思わずギョ!!となった目ん玉模様。

アゲハの幼虫とそんなに構造が変わらないように見えるが。実際どうなのだろう。


尾のアンテナがなかなかオシャレ。

庭の花を食べられたら困る。ヤブガラシを食べるという事なので
捕獲してケースにて飼育中。現在ケース内の土中にもぐり、蛹になる段階。

2011年7月23日土曜日

イトカメムシ

ヤトウムシにやられた向日葵10本。残った向日葵16本。
その1本の葉裏にガガンボ?何だろ?...イトカメムシでした。
腹の色は向日葵の汁の色?
長い足に長い触覚、良くまとまったデザイン。

別の日、様子を見に葉裏をみると、おいおい、ベジタリアンじゃなかったのね。
蚊の体液を口器を刺して吸っている様子。向日葵ではなく、蚊!特にヒトスジシマカを
集中的に攻撃して欲しいと切に願う。

2011年9月24日追記:ezo-aphidさんよりイトカメムシの獲物はユスリカ亜科の雄のようだと
教えて頂きました。また専門書も紹介して頂きました。こちら


どうやって口器を刺すのか現場を押さえて見たい


この蚊の種類は良く分からないが、うちの庭では結構いろんなムシの餌食になっている。

2011年7月22日金曜日

アリジゴク

憎っくきヤトウムシを駆除すべく庭をガシガシ掘っていたら、
アリジゴクの巣も破壊していたらしくトボトボ歩いていた。
ご、ごめ〜ん。何枚か写真を撮ったあと、その場を離れ戻ってみると
二度と発見出来なかった。幸運を祈る!

クワガタと同じ位の発見の喜び。

個性的な複眼。何故、このカタチ?

2011年7月15日金曜日

アカカタバミとヒメヒラタアブ?

庭の草ぬきで苦労するのはカタバミだ。根が深くて駆除しにくい。
種は弾け飛び、どんどん広がる。草むしり中に目に飛び込み痛い目にもあった。
そんなカタバミだが黄色い小さな花をつけると、除草する気持ちが萎え、しゃがんで
鑑賞。日が当たっている間だけ咲いている様で以外にその時間は短い。
そこへホバリングしながらやって来たのはヒメヒラタアブ(と思う。)

ホバリングしては花弁に止まり舌を出し入れして食事。腹部の黒い縞模様が紺色に反射して美しい。

複眼には花粉。舌はよくのびる。マクロレンズでなければ分からない世界


何処でどう待機してやって来たのか本当にムシに関しては知らない事ばかりである。
そこがまた魅力的。

2011年7月14日木曜日

タカラダニ

昨日の記事に出たタカラダニです。写真は6月3日のもので庭の
テッセンで蠢いていました。どうやらテッセンの花粉を食べているようです。
翌朝、一粒も花粉は残っていませんでした。現在、テッセンの花は何輪か咲いて
いますが全く一匹たりともいません。メスしか採取出来ない不思議なムシの様です。


期間限定のムシの様です

ものすごい勢いで花粉を食べています。大慌てな感じ

2011年7月13日水曜日

ネコハグモ

3mm以下のムシは実際、拡大して見なければ、よく分からない。
葉の表にプカっと浮いている赤いムシ。レンズを通せばクモだと分かった。
赤い、小さい、クモ、で検索すると決まって「それはタカラダニ」と出る。

目視ではナカナカあちこちに張られた糸は見えない

2mmほどの大きさなので、実際には赤と茶色の粒にしか見えない

今日ようやく成体を見つけ赤いクモはネコハグモの幼体と分かった。
プランターにいろんな草花を植えると、いつの間にか何処からとも無く
やって来て葉の上をプカっと浮いている。ダニと違い好感が持てる。

成体は少し大きい。でも3mm位か。

2011年7月12日火曜日

ニイニイゼミ

今年の5月〜6月は思ったほど気温が上がらなかったように思う。
そのせいか、セミの到来が少し遅い気がする。
今日は昼過ぎ迄、土砂降り。雨が上がり散歩がてらに近くの公園にいくと
ニイニイゼミを発見。本当によく樹皮に溶け込んでいるものだ。
しばらくすれば朝早くからセミの大合唱が始まる。
暑い夏はまだ始まったばかり。ふぅ。

鳴いていないニイニイゼミの発見は、とまっている場所によっては難しい

脱皮して時間があまり経過していないのか微動だにせず。

マクロレンズを通して視るとムシは結構、毛むくじゃら。赤い単眼が素敵。



2011年7月11日月曜日

アオクサカメムシの幼虫


知人から、いただいたゴーヤの苗に鮮やかな色のムシが、ついていた。
調べてみるとアオクサカメムシの幼虫であった。
1週間ほどして抜け殻を発見。別のカラーを身にまとっていた。

5mmほどの大きさ。緑のツルに、よく目立つ。

配色がガラリと変わった。少し幅広になったかな。


成虫になると名前の如く青草色になり周りの環境に溶け込む。
誰もがキラキラ輝いていた少年時代。大人になると社会の一員となり溶け込んで行く。
現在の少年達よキラキラであれ!とオッサンは思う。オッサンだから思う。

2011年7月10日日曜日

ブログスタート/サホコカゲロウの♂

昔からムシの造形が大好きだった。マクロレンズを購入してさらに魅了されてしまった。
このブログではショボイ家の庭を中心に生息するムシ達の写真を掲載して行きます。

 カップケーキのような複眼をもつサホコカゲロウの♂

♀にはこの特徴的な複眼は無いようです。なぜこの形の眼が必要なのか?

多分、抜け殻であろう。2本の尾、何故こんなに上手く抜けるのだ。


蚊かしら?と思ってマクロレンズを向けると「なんじゃこりゃ?」しばらくは名前が
わからず謎のムシでしたが伊丹昆虫館の方に教えて頂き解明しました。カップケーキ型
の複眼の下にも複眼らしきものがあり、どういった景色を認識し、何故その形が♂だけに
ついているのか興味は尽きません。